25歳の転職での退職~有給消化できるのか~

退職前でも有給の申請は可能

 25歳での転職は、キャリアアップを目指すひと、キャリアチェンジをするひとなどさまざまでしょう。特にキャリアチェンジ転職の場合、退職して有給休暇をとり、その間に次の仕事に必要な知識や資格の取得に力を注ぎたいと考えるひとも、少なくないと思います。

 労働基準法では、転職が理由の退職であっても、条件を満たしていれば、退職前でも有給休暇を申請できるとしています。その条件とは、在籍した全労働期間の出勤率が80%以上あることです。

 また、有給消化自体には問題ないのですが、労働者が退職前に長期の有給休暇をとることで業務が滞ると判断した場合、企業は「時季変更権」を行使して、連続で休む日数を制限することができます。ただし、有給消化を退職後に変更することはできないので、覚えておきましょう。

円満退職のために心がけるべきこと

 25歳だと、転職も売り手市場なので、場合によっては会社と飛び出すことになってもいいと考えるひともいるかもしれません。ですが、キャリアアップであっても、キャリアチェンジであっても、転職先から人物に対するヒアリングが入る可能性があります。

 特に居住地域を変えずに転職する場合、内定先企業が人脈を使って事前に問い合わせを入れることは珍しくありません。円満退職しておかないと、後で自分が困る事態を招いてしまうので、有給消化についても、きちんと会社と話し合ったうえで、進めるようにしましょう。

 具体的には、退職の申し出は有給消化したい日数を加算して早めにすること、有給に入る前に身辺整理や引き継ぎをきちんと行っておくことなどです。これがきちんとできていないと、「時季変更権」を行使されて、有給の連続取得ができなくなることもあります。